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フラットであるべき(仮題)
Mitchell and Johnson担当者のブログ

ポタ研2017夏 出展を終えて③

7/16/2017

 
まずはお詫びを。

諸事情でポタフェス in 秋葉原に出展しませんでした。
後悔は募るばかりです・・・。
皆様にMitchell and Johnsonを知っていただく数少ない機会を大事にしないといけませんね。

凹んでばかりもいられないので、これからも頑張ります!


さて、「1」の方について書きます。

私も同感で、私が持っている音源で「2」よりも「1」で聴いた方が良い感触が得られたのが、
​Boom Boom Satellites、Capsule、電気グルーヴ、HEAT WAVE、Friction、Talking Heads、椎名林檎(東京事変)、フィッシュマンズ、など

「1」の方が良いと評価をいただいた方と話をすると、大概はロック系や打ち込みなどの音源でご試聴頂いていたケースが多かったです。

ちなみに、「2」の方が好感触だったのは
宇多田ヒカル、西野カナ、菅野よう子(特に劇場版マクロスFサヨナラノツバサ)
Yellow Magic Orchestra(特に初期音源)、DE DE MOUSE、平沢進(P-Modelではなく映画のサントラ)、川井憲次(映画「Avalon」のサントラ)、など

どっちでも感触が良かったのは、放課後ティータイム、水曜日のカンパネラ、ねごと、など
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まず、MJ1について。
Mitchell and Johnsonのヘッドフォンは全機種同じ型のELECTROSTATZハイブリッドドライバーが使われていますので全機種外部電源やアンプを必要としません。

最初の印象ですが、MJ1はMitchell and Johnsonヘッドフォンの「初号機」だからなのか正直「もう一段上があるんじゃない?」感があり、一枚の「膜」の存在を感じる気がしました。

エージングの効果が一番現れたのはこの機種でした。

この機種のおかげでMitchell and Johnson ヘッドフォンはエージングが大切であることがよく解りました。なんだか、鳴らせば鳴らすほど良くなっていく感じがします。

また、MJ1についてはアンプで鳴らした方が良い気がしています。
先述した試聴音源で、「2」でも「1」でも好感触の音源はMJ1で聴いても感触は良かったです。
例えば、水曜日のカンパネラはダイナミックレンジが「ギュッ!」として「ガツッ!」と持ち上げてある印象を持っているのでアンプの必要性を感じませんでした。
しかし古めの音源、Yellow Magic Orchestra(YMO)をiPod Touchでダイレクトに聴くとあまり高揚感がなく、アンプを通して聴くと「おおっ!」という感じがありました。
「膜」が剥がれた感じでした。

ケーブルが取り外し可能ですので、リケーブルによる効果も見込めます。MJ1は3種類ケーブルが付属していますが、5mのカールコードを使用すると感じが変わります。


その他の機種はそれぞれ特徴がありますが、MJ1は色々手を加えてやることで楽しくなっていくモデルなのかもしれません。決して悪い意味ではありません。色々やりたくなります。

今更で何なんですけど、MJ1を最初に試聴して頂いてから、その他の機種を試聴して頂くと、徐々にMitchell and Johnson ヘッドフォンのキャラクターが理解しやすいかもしれません。もっと早く気付くべきでした。

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GL1は他のシリーズと異なりハウジングがウッドではなくポリマーです。
そのせいか、高域の伸びが物足りない反面、低域は割としっかり感じます。
そのため、何というか・・・視界から音像が飛び出ないで収まっている感じです。
でも、左右に振り切った音源はしっかりと定位しているので、ステレオ感はある。
シンセやギター、特にディストーションの効いた音源はジャリジャリ感と低域の出方がピタッときていて、シンセベースの音は全機種の中で一番かっこよく聴ける気がします。ゴリゴリ、ブリブリのシンセベースはなかなかのもんです(笑)。あと、女性ボーカルより男性ボーカルの方が合うかもしれませんね。(椎名林檎さんを除く)
​

出すぎず、コンパクトだけどノリは失わないので、朝の通勤などでテンション上げたい時になど移動中に使うにはちょうどいい感じです。ポリマーだから軽いし。
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JP1はコンデンサー型ドライバー内臓ヘッドフォンのトップモデルですから、透明感のある音を期待しがちですが、実は真逆のキャラクターだと思います。

MJ2と同じくチェリーウッドのハウジングです。形状は楕円です。
高域の感じはMJ2に近いですが、低域の担当範囲はダイナミック型ドライバー寄りにチューニングされている様です。
全体域に渡って音像は視界よりも広く感じます。これは装着時の閉塞感がMJ2よりもない事から、ハウジングの造りによるものでしょうね。高域だけではなく低域についても同様なため、音源によってはブーミ―になります。ぼわっとした低音に感じる曲もあります。
ただ、面白いのは、ぼわっとした低音で鳴っていても、リズム感を失わないんですよね。
例えばバスドラやベースラインって、波形の構成は低音だけではなく意外と中高域にも音は存在していて、そいつらが欠如してしまうとリズム感を失ってしまう事があります。その中高域はコンデンサー型ドライバーがレスポンス良く、同じ帯域で鳴っている他の楽器に埋もれることなく鳴らしているためか、リズム感を失わないんです。

JP1は「DJやライブシーンでのモニタリングに向いている」というモデルなので、試しにライブ音源を聴いてみました。TOTOの「Africa」という曲で、空気感がある中でバスドラとロータムとベースラインの白玉(全音符)が混濁しないで私の耳に届きました。もちろん、ミキシング段階で混濁しないように処置されているんでしょうけども、それが再現されているのかな?と想像しながら聴いています。

これなら、DJやライブシーンで片耳モニタリングの際に演奏の音とヘッドフォンの音両方を聴き逃さず、グルーヴ感も見失わないかもしれないですね。その状況下で使ったコトが無いので確証はありませんが・・・。

私の別のお仕事は映画の音響コンサルタントなんですが、映画館のスピーカーは家庭用やヘッドフォンと比較するとダイナミック・レンジが広いです。そんなスピーカーで聴いている感覚に近いです。
JP1は意外と家で映画を見るとき何かいいかもしれないです。もちろん、映画はマルチチャンネル(5.1chとか7.1ch)で音を制作していますし、ブルーレイや配信等など民生フォーマット用の音源はダイナミックレンジをコンプレッション(圧縮)しているソフトが多いですが、効果音と音楽の分離感とかちゃんと出そうです。今日家に持って帰って試してみます(担当者の特権です)。

まとめますと、

MJ1はELECTROSTATZハイブリッド・ドライバーの鳴り方を知るための基本モデル。

GL1とJP1共通で言えることは、ダイナミック型とコンデンサー型の位相もズレが少なく、コンデンサー型ドライバーが低音の為にもいい仕事をしてくれているという事。

GL1は低音寄りのキャラクターかつ位相感はしっかりしているので、ダイナミック型のヘッドフォンやスピーカーに比べると、ドライブの効いた音源に向いている。あと男性ボーカル。
MJ1は密閉感が少なく高域の位相特性も良いので、低音強めにも関わらず、空気感を損なわずに各楽器が埋もれることなく再生されてきます。

こんな感じですかね。
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皆さんはコンデンサー型ヘッッドフォンのイメージってどんなですか?
私は「レスポンスが良い」「解像度が高い」「位相感が抜群に良い」「音像が広い」
こんな感じです。

GL2とMJ2は概ねそのイメージは保てていると思います。
外からのバイアス電流が必要無いので人によっては「鳴らしきれていない」と感じられる方もいるかもしれません。これは私も同感です。ただそれも一つの「コンデンサー型」っぽさだと思っています。コンデンサー型の音がお好きな方で、普段使いできるヘッドフォンをお求めの方にはGL2、ホームユースと持ち運び両方をお求めの方はMJ2がお薦めですね。

あと、私の様に「クラッシックとか高尚音楽向きで、ロックとかには物足りないんじゃない?」と感じている方にはGL1、JP1がお勧めです。むしろハードな方が合います(笑)。

イギリスのメーカーっぽい、ロック色の濃いGL1とJP1
落ち着きのある、普通っぽいGL2とMJ2
Mitchell and Johnson ヘッドフォンのベーシックモデルでちょっと懐古的なMJ1

見た目とサウンドは比較的比例している気がするのは私だけでしょうか・・・。

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    担当:かわひー

    ヘッドフォン販売担当
    Dolby Soundコンサルタント

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